INTERVIEW

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Mederi株式会社 代表取締役 坂梨 亜里咲さん

PROFILE

明治大学卒業後、ECコンサルティング会社を経て、女性向けwebメディアのディレクター、COO、代表取締役を経験。自らの不妊治療経験からmederi株式会社を設立。
オンラインピル診療サービス「メデリピル(mederi Pill)」、妊活サポートプロダクト「メデリベイビー(mederi Baby)」を展開。
2021年より実業家・前澤友作氏が設立した前澤ファンドから出資を受けている。

“安定ではなく挑戦する”が自分の生き方

現在は、オンライン診療のピル処方サービス、メデリピルを主軸に、女性のライフステージに寄り添った健康サポート事業を展開しています。

前職では創業期からいた子会社の社長を2年間させていただいていましたが、30歳になったタイミングでこれからのキャリアを考え、このまま子会社の社長で敷かれたレールの上で給料が安定しているより過酷な状況でチャレンジした方が自分自身の成長につながると感じました。

特に転職したい会社もなく、自分の人生で熱量をささげられる仕事をしたいと思っていたので、自分で起業する事を決意しました。
友人達がどんどん起業をするスタートアップの環境にいましたので起業がすごく身近にあったのも大きいです。

知識や経験以上に熱量があれば起業できるということを目の当たりにして、起業資本金も少額でも可能、専門家、アウトソースを使えば法的なことも会計も処理してくれるので、私は気合だけで起業したという感じです。

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認知度を高めた幅広いプロモーション

メデリピルのプレリリース前に前澤さんが株主として入られました。

その後のプレリリース時には「このサービスを使いたい方は1,000名限定で使えます」というプロモーションを行ったところ、1,000人の枠に1万7,000人の応募があり、とてもニーズがあるサービスだと実感しました。
そして、当選した1,000人の動向を見させていただき、サービスをブラッシュアップして正式リリースしました。

リリース当初はデジタルマーケティングを中心にプロモーションを行い、多くの方にメデリピルを知ってもらいましたね。
正式リリースから半年経ったころ、テレビCMを打ち身内シフトに踏みこみ始めました。
また、株主である前澤さんに協力していただきプロモーションの幅も広がりました。

お陰様で、自分自身もメディアに取り上げられる機会が増え、メディアがメディアを呼ぶ戦略ができていると思います。

ネガティブをポジティブに変える力

私自身の不妊治療のこともそうなのですが、ネガティブな体験をポジティブに変えることができています。

仕事を最高のパフォーマンスで行うには、メンタル面も大切だと思います。スタートアップの環境下で、ヒト・モノ・カネのバランスがうまくいかず、精神的にまいってしまい、サービスクローズする起業家も少なくありません。

私は精神面で落ち込むことはあっても、「なんとかなる、なんとかしなきゃいけない」と、いつも自分に言い聞かせてます。
落ち込む事はあるのですが、基本楽観的なので、自分のストレス発散法で解消しています。

よく寝る、お買い物する、よく食べる。そうして自分を満足させて、また明日から頑張ろう!と思っています。
考える事よりも行動する事が大切です。

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年齢で決める人生計画

仕事もプライベートも、全て計画を立てて、それを実行するようにしてます。

計画の立て方は年齢で決めるというのが一番自分に合っていて、「27歳で結婚する」と決めました。
何事も年齢で決めてます。子どもも「30歳で絶対持ちたい」と思っていましたが、どうしても自分ではコントロールできなかったので、不妊治療を経て結局33歳で授かって妊娠しました。

恋愛、結婚、家族の予定とか大事にする事も、年齢や記念日などで決めていて、仕事においても同様です。
今年34歳ですが、35歳で今の事業を圧倒的No.1にしたいと思っています。他にも自分の中で明確な目標を立てて内に秘めているタイプですが、具体的な目標を公言することはあまりないです。達成できなかった時に悔しいので…。
でも自分が年齢とともに成長し、前進していると感じられるのはすごく好きですね。

プライベートでは不妊治療を経て昨年12月に第一子を授かりました。
母として5か月目になり、自分の理想の母親像を考えているところです。

事業では、女性の健康はもちろん、男性やその他のジェンダーの方々の毎日のサポートができるヘルステックを展開していけたら良いなと思っています。

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