INTERVIEW

柴田素良さん

株式会社NOALIA代表取締役 柴田素良さん

PROFILE

関西大学法学部卒業。学生時代からライブコマース事業に9年従事。株式会社NOALIA代表取締役。
Netflix『ラブデッドライン』出演経験を持ち、イメージコンサルタント(パーソナルカラー診断・顔タイプ診断など)の資格を活かしYouTubeやnoteで垢抜けに特化した発信も行っている。

19歳で月売上150万円を達成!ライブコマースのパイオニアが語る新時代の働き方~「垢抜けプリンセス」が築いた複数収入源という生き方~

これまでの経歴を教えてください。

大学生時代からライバー事業をずっと続けています。当時はライブ配信をアルバイト代わりにしながら、大阪で地下アイドルの活動もしていました。そんな時、ちょうどメルカリにライブコマースという機能が登場したんです。ライブ配信で投げ銭を受けるのではなく、商品を売るというシステムでした。

ライブコマースを始めたきっかけは?

お知り合いの方に勧められて始めました。撮影会やオフ会で使っていた衣装がたくさんあったので、『服を配信しながら売ったらいいじゃない』という軽い気持ちで始めたんです。

初回の配信は告知せずに始めたのですが、1〜2時間の配信で約10万円分の服が売れました。大学生にとって10万円は本当に大きな金額で『これは楽しい!』と思って毎日のように配信を続けた結果、初月で150万円以上の売上になったんです。

19歳で150万円の売上とは驚きですね。

不要な服を売っていたので原価も経費もほとんどかからず、発送作業も自分と母で行っていました。ほぼ全額が自分の収入になるので、『就職しなくてもいけるんじゃないか』と思うようになりました。手元の服がなくなるとその売上でスーツケースを持って母と韓国に買い付けに行き、さらに高い価値の商品として販売する。当時は旅費がタダなるどころか、プラスでお小遣いも発生する状況でした。

現在はどのプラットフォームで活動されていますか?

メルカリチャンネルは2021年に終了してしまったのですが、クラウドファンディングで作られたピースユーライブというアプリで3〜4年活動した後、現在はインスタライブとTikTokライブに移行しています。今は法人3期目で、一人社長として活動しています。

ライブコマースという分野をどのように捉えていましたか?

ライバーとライブコマースには大きな違いがあると思っています。投げ銭と違ってお客様はお金を出して確実に商品を手に入れられる。Win-Winの関係が築けるんです。特にコロナ禍ではオンラインでアパレルを買うリスクを軽減できる方法として注目されました。リアルタイムで質問ができて、実演で確認してから購入していただける。中国では一時間で何十億円も動く世界ですし、『絶対にいつか日本でもブレイクする』と100%確信していました。

そらさん

継続の秘訣は何でしょうか?

収入源を複数持つことが一番重要だと思っています。インフルエンサーは案件に波がありますし、自分が商品なので体調不良で2週間休むと月収が半分になることもある。ライブコマースだけに依存せず、他のマネタイズポイントを複数持つようにしています。

具体的にはどのような活動をされていましたか?

ライブコマースが伸び悩んだ時期は、配信を週5回から週2回に減らしてイメージコンサルタントの資格を取得し、パーソナルカラー診断や顔タイプ診断の資格を活かして、サロンでお客様に対面診断を行ったり、noteで有料コンテンツを販売したりしていました。 複数の軸があることでやりたくない時はセーブして、やる気がある時は集中するということができています。

トレンドを掴む力についてはいかがですか?

ファッションが好きなので自然とトレンドをキャッチしています。私はフットワークも軽く、大学時代は名古屋に住みながら大阪の大学に新幹線で毎日通学していたくらいです(笑)。『これ流行りそう』と思ったら次の日には資料請求をするタイプなんですよ。

今後の事業展開について教えてください

今年から後進の育成を始めています。スクール事業を展開予定で、ライバーのセカンドキャリアやインフルエンサーのマネタイズ支援を目的としたライブコマーススクールを作りたいと考えています。8年間自分が表に立ってきましたが、そろそろ30代になるので、働き方を変えたいと思っています。

なぜライブコマースを広めたいのでしょうか?

ライバーは一日に10時間配信したり、プライベートを犠牲にしていたり、精神的・身体的負担が大きいので、特に女性には厳しい職業だと感じています。
ライブコマースなら販売する商品によって、ターゲットを絞って配信しやすいです。私のお客様はほぼ100%女性で、可愛いものや好きなものを共有し合える環境なのでストレスを感じることがほとんどありません。女性のライフステージにも合っていて子供が生まれても隙間時間で販売できる。確実にライブコマースの方がハッピーな働き方だと個人的には思います。

そらさん

新たな挑戦もされているとか?

先月から税理士になるための勉強を始めました。法学部出身ですが、特に試験は受けずに起業したので、3〜5年のスパンで税理士資格を取得予定です。学生時代からお金を稼ぐことを学んできたので、お金の使い方次第で人生は大きく変わると実感しています。そのお金のことを自分ももっと学び、発信したいと思っています。

将来のビジョンは?

今はビジネスができる女性が注目される時代ですよね。会社経営、フリーランスでバリバリ働く女性に人気があると感じています。そういう方々に役立つお金の知識を発信していきたいです。最終的には『おばさんになったら税理士事務所でも作ろうかな』と考えています(笑)

プライベートはどのように過ごされていますか?

ディズニーが大好きで、香港ディズニーとカリフォルニアのディズニーの年間パスポートを持っているくらいです。最近はウォルト・ディズニー・ジャパンさんから案件もいただけるようになって、仕事と遊びが両立できています。自分の中の7割がディズニーで占められているので、海外のディズニー制覇が目標です。

恋愛についてはいかがですか?

実は30歳になるまでは『男いらない宣言』をしています(笑)。20代のうちはとにかく仕事を頑張り、女友達とたくさん遊べたらいいなと思っています。

ご自身をどのように表現されますか?

『垢抜けプリンセス』だと思っています。プリンセスには生まれながらに良いお家に生まれた方もいれば、シンデレラのように努力して姫になった方もいる。いろんなプリンセスがいていいと思うんですよね。私は元々家が裕福だったわけでもないし、特別な家庭環境でもありませんでした。でも自分で努力して垢抜けて、起業してお金を稼いで、東京で一人暮らしを楽しくできるレベルまできました。今後も垢抜けプリンセスを極めたいと思っています。

そらさん

20代、30代の女性へのメッセージをお願いします。

トレンドに敏感でいること、そしてフットワークを軽く保つことが大切だと思います。『これ良さそう』と思ったら、すぐに行動に移してみてください。私も19歳の時、軽い気持ちで始めたライブコマースが人生を変えました。
また、一つの収入源に依存せず、複数のスキルや収入の柱を持つことをおすすめします。自分の好きなことを軸にしながら、時代の変化に柔軟に対応していけば、きっと自分らしいキャリアが築けると思います。

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