INTERVIEW

COCOさん

タレント/インフルエンサー/ラジオパーソナリティ COCOさん

PROFILE

総フォロワー数63万人。
2018年4月から2025年3月まで、六本木のショークラブ「バーレスク東京」にてショーダンサーとしてトップクラスで活躍。在籍中はグラビアアイドルとして写真集を出版し、RIZINガールを2年間務めるほか、AbemaTVの恋愛リアリティーショーに出演するなど、タレントとして幅広いメディアで注目を集める。
現在は、ラジオ番組のパーソナリティとしても活動するほか、SNS総フォロワー約53万人の発信力を活かし、インフルエンサー・モデル・動画制作・ブランドPRなど多方面で活躍中。

バーレスクダンサーを卒業。そして新しいフェーズへ~「自分の価値を落とさないブランディング」と「惜しまれて終わる」決断~

まず最初に、ご自身の簡単な自己紹介をお願いします

2018年から2025年の3月まで、六本木のショーのお店(当時バーレスク東京、現在はROKUSAN ANGEL)で7年間働きながら、タレント活動やインフルエンサーの活動をしてきました。2025年3月に卒業して、いまはタレント活動とインフルエンサーのお仕事が中心です。RISEのラウンドガールを3年、RIZINのラウンドガールを2年。あとABEMAの『シャッフルアイランド』に2回出演した経歴があります。

タレントの道に進もうと思ったきっかけは何だったのでしょう?

大学在学中から“このまま卒業して就職する”ことに、どこか違和感があったんです。好きなことを仕事にして、いきいき生きたい気持ちが強くて。もともと大学に通いながらバックダンサーの仕事もしていたんですが、バックダンサーは主役ではないので、収入面での課題がありました。稽古やリハーサルも多くて大変で、ダンスで生計を立てることの難しさも感じていました。そんな経験がきっかけで、表に出るお仕事へと繋がるご縁があり、事務所に所属してスタートしました。

当時の不安とはどう向き合っていましたか?

上京も最初は両親に反対されましたし、家賃や物価など、東京で生活する現実も同時に知りました。“夢を追いたい気持ち”と“生活の現実”のバランスは、当時すごく大きなテーマでしたね。

その中で、考え方として大切にしていたことは?

最初から“選べる立場”ではなかったので、いただいたお仕事をとにかく100%、120%でこなすこと。経験を積みながら、少しずつ“夢の部分”と“生活の安定”を整えていく感覚でした。振り返ると、当時はバランスを取りながら前に進んでいたと思います。

COCOさん

人生の転機になった出来事があったそうですね。

大学は仕事に専念する為、休学も経験し、結果的に卒業まで5年かかりました。親の意向もあり、「まずは卒業する」という選択をしましたが、その先に何を積み上げていくのかは、自分で考える必要があると感じていました。当時のグラビア業界は表現の幅が限られていて、このままでは長く続けていく未来が描けなかった。だからこそ、ひとつの形に頼らず、もう一本、自分の軸を持ちたいと思うようになりました。マネージャーとも何度も話し合い、自分の意思で選んだのが、六本木のバーレスク東京で働くという決断でした。

その決断が、SNSの伸びにも繋がったんですか?

はい。ショーの動画がSNSで広がって、フォロワーが一気に増えました。2018年くらい、コロナ前からですね。

2軸の働き方としてどんな工夫をされましたか?

タレント活動も並行していたので、バーレスクの出勤は“月に数回”と決めて、出演日を明確にしていました。お客様に合わせてもらう形にして、自分のブランディングを崩さないように。いわゆる“調整力”がすごく必要でしたね。結果的にお店でもありがたい機会をたくさんいただいて、人生の転機だったと心から感謝しています。

卒業を決断した理由は?

応援してくださる方も多く、仕事としても恵まれていた環境だったからこそ、自分で終わりを決める必要があると感じました。年齢や環境を含めて将来を具体的に考えたとき、5年後、10年後の自分にとって、ここに留まり続けることが最善ではないと判断しました。
やりたいこと、叶えたかったことには一通り向き合い、やり切ったという実感があったからこそ、次のフェーズに進むために、このタイミングで卒業することを自分の意思で選びました。

卒業後は、どんな方向に進もうとしていますか?

これまでは、どこか「作られた私」という側面もあったと思います。フォロワーが増えた理由も、見た目や雰囲気が入口だった部分は正直ありました。ただ、恋愛リアリティ番組への出演をきっかけに、私生活や恋愛も含めて、無理に隠さず発信するようになり、応援してくださる方の層が大きく変わったと感じています。フォロワー数だけを見れば、減っている時期もありました。それでも、新しい魅力に反応してくださる方が増えていて、自分自身の“フェーズが変わった”という実感があります。
これからは、数字ではなく、人間性や中身に共感して応援してくださる方と、長く信頼関係を築いていける発信を軸にしていきたい。インスタやYouTubeを通して、自分の言葉で価値を届けることに、力を注いでいきます。

COCOさん

恋愛を公表することへの不安はありませんでしたか?

同業の方からは心配されました。けれど、私が想像していたようなことはほとんど起きなくて。むしろ応援してくださる方が多くて、すごく生きやすくなったんです。“第二章”に入った感覚ですね。

SNSでの発信の仕方も変わったそうですね

大きく何かを変えたというより、無理をしなくなった、という感覚が近いかもしれません。これまで応援してくださっていた方との距離感も大切にしたかったので、急に方向性を切り替えるのではなく、自分の気持ちの変化に合わせて、自然に整えていくような発信を意識してきました。今は、見てくれる方にも、そして自分自身にも、心地よい温度感でいられることを大事にしています。
卒業をきっかけに投稿の形も自然と変わっていきました。私はもともと美容やファッション、旅行が好きで、それを無理に作り込まず、楽しく発信してきました。そうしているうちに、同じ価値観を大切にしているブランドさんやお仕事と、自然にご縁をいただくことが増えていった感覚です。

SNSはインスタとYouTubeが中心とのこと。今後について教えてください。

今後何かを新しく始める、というよりも、これまで頑張ってきたものを一度手放して、自分にとって生きやすい形を選んでいる、という感覚です。SNSとの距離感も以前より上手に取れるようになって、発信することが「義務」ではなく、今の自分をそのまま残していく場所になりました。以前は「タレント」という枠にとらわれて、これは言わない方がいいかな、プライベートは見せない方がいいかなと、無意識に制限をかけていた部分もあったと思います。そういったものを一つずつ手放していったことで、気持ちもすごく楽になりましたし、発信も自然と変わっていきました。その結果、応援してくださる方の層にも少しずつ変化があって、特に同世代の女性の方から「共感できる」「今の発信が好き」と言ってもらえることが増えたのは、とても嬉しく感じています。

“見られる仕事”を目指す方へブランディングのコツを教えてください

客観的な意見を取り入れることは、とても大切だと思っています。自分では良いと思っているものが、第三者からどう見えるのか。「この写真ならどちらがいいか」「次の投稿はどれが適切か」周囲の意見を参考にしながら、判断しています。
ただ、最終的に決めるのは自分。何が伸びるかは、やってみなければ分からないからこそ、「これだ」と思えるものに出会うまで、試し続ける姿勢を大切にしています。


無理をしないことも、ブランディングの一部です。今はPRも見抜かれやすい時代だからこそ、飾りすぎず、やりすぎず、続けられる形でリアルに発信することが、結果的にいちばん強いと感じています。

COCOさん

読者へメッセージをお願いします

これまで「人に見られる仕事」をしてきたからこそ、ここからは“自分らしさ”を軸に生きることを大切にしたいと思っています。仕事だけでなく、恋愛や結婚、これからの人生も、誰かの期待に合わせるのではなく、自分を大切にしながら選び取っていきたい。年齢を理由にブレーキをかけるのではなく、経験を重ねてきた今だからこそ、前向きに挑戦を続けていきたいです。

もし今、変わりたい気持ちがあるなら、頭の中で抱え込まず、小さくてもいいから行動してみてほしい。選択を重ねることで、景色はちゃんと変わっていくと、私は信じています。

以前、ある著名な方が話していた言葉で、すごく心に残っている話があります。人生をサイコロに例えた話なんですが、サイコロを振ったとき、ゾロ目が出る確率も、「1・3・6」や「2・4・5」みたいな特定の数字の組み合わせが出る確率も、実は全部同じなんですよね。でも私たちはなぜか、「ゾロ目は難しい」「特別な結果を出すのは大変」って思い込んでしまう。

その方はこうも言っていて、「3回ゾロ目を出さなきゃいけない」と聞くと、多くの人は1/6 × 1/6 × 1/6 = 216分の1って考えて、最初から諦めてしまう。でも、最初の1回目は何が出てもいいと考えたら、1/6 × 1/6 = 36分の1。一気に「いけそう」に変わる。これって才能や運の話じゃなくて、物事の捉え方の違いなんだなと思って。だから私は、まずやってみる、トライしてみることが大切だと思います。

私が「トライし続けることが大切」だと思う理由は、とてもシンプルで、振らなかったサイコロから、次の目は絶対に生まれないと、これまでの人生を通して何度も感じてきたから。これまでを振り返ると、最初から自信があったことや、完璧な状態で始められたことはほとんどありませんでした。むしろ「うまくいくか分からない」「正解かどうか分からない」中で、一歩踏み出してきたことの方が多かった。

でも、そうやってトライした先でしか、出会えなかった景色があります。失敗したことも、遠回りに感じたこともあったけれど、後から振り返ると、その一つひとつが今の自分につながっていて、無駄だったと思うことはありません。だからまずはトライしてみる、その先で見える景色は必ずあると思います。

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