INTERVIEW

藤川ありすさん

ブランドオーナー/ファッションデザイナー/インフルエンサー/元雑誌モデル 藤川ありすさん

PROFILE

18歳から雑誌『SOUL SISTER』『nuts』のモデルとして活動を開始し、20代では多数のテレビ番組に出演。その後、MARK STYLER「GYDA」に在籍。
独立後はユニセックスブランド「BLITT」を8年間運営し、現在はレディースブランド「REVIRAL’」のオーナー兼デザイナーとして活動。
自身もインフルエンサーとしてSNSで発信し、モデル、ブランドプロデュース、企業タイアップなど幅広く活躍している。

“センス”は才能じゃない。知識を積み重ねた先に、自分だけのブランドが生まれる 

まずは自己紹介をお願いします。これまでのキャリアについて教えてください。

高校を中退したあと、モデル事務所に所属して雑誌モデルとして活動を始めました。最初は『SOUL SISTER』という雑誌で専属モデルを務め、その後はギャル雑誌『nuts』でブロガーモデルとして活動しました。その頃、マークスタイラーさんが運営する『RUNWAY channel』の企画などにも参加し、その流れで『GYDA』に約3年間在籍しました。
その後、インフルエンサー企画のブランドオーディションで最も高い評価をいただき、自身のブランド『BLITT』を立ち上げることになりました。約8年間ブランドを続け、現在は新たにレディースブランド『REVIRAL’』を立ち上げ、2年目を迎えています。振り返ると、モデルとしてスタートし、その経験を活かしてアパレルブランドを作るという流れで今に至っています。

高校卒業ではなく、中退という選択をされてからモデルの世界へ進まれました。当時はどんな思いで仕事に向き合っていましたか?

好きなことを仕事にしたいという気持ちもありましたし、『自分にはこれしかない』という思いもありました。ただ、当時のモデル業界は今とは全く違っていました。今はSNSがあるので、自分自身で発信してファンを増やしていくことができます。でも当時は雑誌が中心の時代で、仕事は待っていても来ませんでした。編集部へ足を運んで自分を知ってもらい、人とのつながりを作りながら、自分で仕事を取りに行かなければいけない世界だったんです。『どこに所属するか』『誰に自分を知ってもらうか』まで含めて、自分で考えながら動いていました。

藤川ありすさん

振り返って、一番努力したことは何だったと思いますか?

今のブランド『REVIRAL’』を立ち上げたことももちろん大きな挑戦でしたが、昔を振り返ると一番は人とのつながりですね。誰がどんな仕事につながるかなんて分からないので、とにかくたくさんの人と出会い、自分を知ってもらう努力を続けました。いろいろな場所へ足を運んで、人とのご縁を積み重ねてきたことが、今にもつながっています。

モデル時代、ご自身の強みとして意識していたことはありますか?

誰よりもおしゃれでいることです。常に最先端のファッションを取り入れて、『あの人、おしゃれだよね』と覚えてもらえる存在でいたいと思っていました。もちろん見た目だけではなく、一緒に仕事をする方に自分という存在をしっかり覚えていただくことも意識していました。今思えば、それも仕事の一つだったのかなと思います。

現在のブランドでは、どんな想いを大切にされていますか?

私自身も35歳になって、30代の女性ならではの悩みをすごく感じるようになりました。だからこそ、その悩みに寄り添える洋服を作りたいと思ったんです。スタイルが良く見えたり、お腹周りを自然にカバーできたり。機能性だけではなく、『媚びない美しさ』や『自然な色気』を表現できるブランドにしたいという想いがあります。実際に、『彼から“一番素敵だね”と褒められました』『スタイルがすごく良く見えます』というお声をいただくことも多くて、女性の悩みに寄り添えるブランドになれたのかなと感じています。

洋服を通して伝えたいメッセージはありますか?

魅力、自信、個性、そして強さ。一人の女性として、それを大切にしてほしいと思っています。男性に合わせるのではなく、自分らしい魅力を持って、自分らしく生きてほしい。私は『男性に媚びない女性』がすごく素敵だと思っています。

その考え方には、ご自身の経験も影響していますか?

仕事では女性ばかりの環境だったので、あまり感じることはありませんでした。でも恋愛では、『女性はこうあるべき』とか、『こういう服を着てほしい』という価値観に違和感を覚えることがあったんです。自分はこの服が好きなのに、誰かに合わせるために服を選ぶのは違うなと思っていました。だからこそ、自分らしく着られる服、自分のために選びたくなる服を作りたいという気持ちが強くなりました。

藤川ありすさん

今後チャレンジしたいことはありますか?

店舗を持つことです。もちろん洋服を販売する場所でもあるんですが、それだけではなく、『今日のコーディネートどうしよう』『このイベントには何を着ればいい?』そんな相談ができる場所にしたいんです。事務所と店舗が一緒になったような空間で、ファッションを通じて人とつながれる場所を作ることが目標です。

ご自身の感性やセンスは、どのように磨いてきたのでしょうか?

私は、センスは才能ではなく知識の積み重ねだと思っています。もともと私は全然おしゃれではなくて、再婚した母がすごくおしゃれだったので、最初は母に洋服を選んでもらっていました。そこから雑誌を買って切り抜きをノートに貼ったり、『このコーディネートを真似してみたい』と勉強したり。今でもコレクションを見たり、SNSをチェックしたり、20代・30代それぞれの友達から流行を聞いたりしています。いろいろな情報を積み重ねてきたからこそ、今のブランドがあると思っています。

最後に、おしゃれに自信がない方へ伝えたいことはありますか?

『センスがないから』と諦める必要はまったくありません。まずは着てみたい服に挑戦してみること。そこから似合う着方を調べたり、友達に相談したり。知識を増やしていけば、誰でも必ずおしゃれになれると思っています。私は本当にそう信じています。

藤川ありすさん

20・30代の女性へのアドバイスをお願いします。

自分に自信がないから、新しい服に挑戦できない。センスがないから、おしゃれは難しい。そんなふうに思っている方も多いかもしれません。でも、おしゃれもセンスも、生まれ持った才能だけではありません。知識を増やして、挑戦を重ねていけば、必ず自分らしいスタイルは見つかります。そして何より、自分の好きなものを大切にしてください。誰かに合わせるのではなく、自分が好きと思えるものを選び、自分らしく生きること。そんな女性がもっと増えたら嬉しいです。

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