
“好き”を貫く自己表現論~ルッキズムを超えて“自分がニコニコできる人生”を選んだ23歳の発信スタイル~
初めに自己紹介をお願いできますか?
23歳なんですが、高校生の頃はアルバイト禁止だったので働いたことがなくて大学生になって初めてアルバイトをしました。最初に選んだアルバイトは古着屋さんだったんです。
昔からお洋服が大好きで、“既製品じゃなくて色んな系統の服を着たい”と思って多系統のお洋服を扱っている古着屋さんで働き始めました。“なんでこの服を売るんですか?”って一枚ずつ理由を聞くお店だったんですよね。
“似合わなかったから” “体のラインが気になったから” “自分には向いてなかったから”みたいな理由をたくさん聞いた時に私は『それって本当にもったいないな』って思ったんです。
“もっとそのままで良いのに”っていう気持ちを発信したくてSNSを始めました。
古着屋での経験が、今の発信活動の原点になっているんですね。
そうですね。
“好きなのに諦めてしまう人”がすごく多いことを知って、“もっと自由でいいじゃん”っていう気持ちが強くなりました。そこから、“好きなものを好きって言っていい”っていう発信をしたいなと思うようになりました。

ののちさんの発信は独特の世界観がありますよね。その感性はどのように作られていったのでしょう?
小さい頃から原宿が大好きだったんです。特にカラフルなものが昔から大好きでした。
自分の部屋も小学生の頃からすごかったです(笑)。
壁が見えないくらいデコっていて“自分の世界観を作る”ことが本当に好きだったんですよね。
雑誌を見て学ぶというより、実際に見て吸収するタイプでした。アメリカン雑貨屋さんや恐竜博物館など色んな場所に行った経験が今の感性に繋がっている気がします。
“可愛い”という感覚も、一般的な基準とは少し違う印象があります。
そうかもしれないです。私は“可愛いかどうか”より“自分が好きかどうか”で全部判断しています。
例えば清楚系はそこまで好みじゃないので見に行かなかったりするんですけど、
恐竜はめちゃくちゃ好きなんです(笑)。
恐竜博物館とか本当に大好きで私の中では“好き=可愛い”なんですよね。
“自分らしい表現”を発信し続けていますが、自分らしさは出す為には?
“好き” に対して躊躇しないことだと思います。“似合わなかったらどうしよう” “変だったらどうしよう”って選択する前に不安になる方って多いと思うんですが、私は“やってみてから考えればいい”って思っています。
実際、私も動画で“これ成功するかな?”って言いながら挑戦してます(笑)。
成功するかどうかより“まずやってみる”が大事かなって思います。

発信を続ける中で、考え方が変わった部分もありますか?
めちゃくちゃあります。1年前くらいまでは自分の容姿にすごく悩んでいたんです。
だから、“ギャザー顔” “盛り耐性がない”今思えばルッキズム的な発信を自分でもしてしまっていました。
でも途中から、“それって意味なくない?”って思うようになったんです。
“自分が好きなことをすればいいじゃん”って。
私自身がそういう考え方から抜け出せたからこそ “もっと皆が楽になれる発信をしたい” って思うようになりました。
過去の動画も消していないそうですね。
はい。本当は消したくなる時もあるんですけど(笑)。
“こんな風に変われるんだよ”っていう証明になると思っていまして。
昔の自分も含めて見せることで“今苦しい子の勇気になれたらいいな”って思っています。
ピンクヘアも印象的ですが、何か理由があるんですか?
昔から一番好きな色なんです。あと…実はケアがラクです(笑)。
青とか緑とか色々やったんですけど、ピンクが一番維持しやすいのもありますが、“好きな色を身につけているとテンションが上がる”っていうのが一番大きいですね。

ののちさんの発信は “マネしてね”というより “自由に自己表現していいんだよ” というメッセージを感じます。
私は“このメイクをやってね” “この髪型が正解”っていう発信はしたくなくて。
“こんな風に好きなものを表現していいんだよ”っていうことを伝えたいんです。
例えば“ピンク髪が良い”って言うと“じゃあ黒髪はダメなの?”ってなってしまうからそういう言葉選びはすごく気を付けています。
お仕事を受ける際に大切にしていることはありますか?
“分からないことを分かったふりしない”ことです。
美容成分とか詳しくないものを詳しそうに話すのは絶対したくなくて。
本当に自分が好きなもの、実際に愛用しているものを紹介することを大切にしています。
SNS発信のモチベーションはどこから来るのでしょう?
楽しくてしょうがないんです(笑)。
私、超計画魔なので毎月の企画を全部スケジュール帳に埋めるんですよ。
“6月1日はこれ” “6月2日はこれ”って全部決めて。
しかも、人生で一番好きな事が編集作業なんです。
動画編集してる時、本当にニヤニヤしてるって友達によく言われます(笑)。
“好き”が完全に仕事になっている感覚ですね。
そうですね。“仕事だからやる”って感覚が本当に無くて。
全部好きだからやってます。
今後はどんな活動をしていきたいですか?
もっと世界観を強くしていきたいです。
今は“日常+ののち”って感じなんですけど、もっと芸術的に振り切っていきたいなと思っています。
あと、プロデュース業というより、“空間作り”をしてみたいです。
個展、フォトブース “その場所にいるだけで楽しい空間” を作ってみたいなって思っています。
5年後、10年後はどんな自分でいたいですか?
ずっとピンク髪でいたいです(笑)。
年齢とか気にせず、その時その時で好きなものを好きって言える自分でいたいなと思います。
今みたいにママとずっと仲良くいたいです。
本当に大親友みたいな関係なので、そのまま変わらない人生がいいなって思っています。

最後に、20・30代の女性へのアドバイスをお願いします。
“好きなことを全力でやってね”って言いたいんですけど、現実ってそう簡単じゃない時もあると思うんです。
好きなことをすると叩かれたり、周りの目が気になったりすることもあるし。
だから、“無理に全部を変えなくてもいい”って思っています。
例えば、スマホケースだけ好きな色にしてみるとか、小さいことでいいから、“自分がニコニコできる選択”をしてほしいです。
自分を追い込みすぎなくていいし、休む時間もすごく大事。
“可愛く、楽しく、ニコニコ生きられる選択” を是非して欲しいなあと思います。
Special Guest
Nonochi
インフルエンサー
ののちさん
SNS総フォロワー数150万⼈超え。等⾝⼤のキャラクターで多くのファンを魅了。
現在は、Z世代から絶⼤な⽀持を集める美容‧ファッションインフルエンサーとして活躍。得意の変⾝メイクや原宿系ファッションを発信し、10代〜30代の幅広い⼥性に「⾃分らしさ」を⾒つけるきっかけを与え続け最近はファッション雑誌や映像作品にも多数出演し、活躍の場を広げている。

