
モデル、女優、インフルエンサー、起業家。
唯一無二の肩書きを持つ南美沙さんの成功ヒストリーとは?
モデル、女優、インフルエンサー、さらには起業家として株式会社MCLOUDの代表取締役をつとめている南美沙さん。華やかな肩書を持つ一方、インタビュー開始一言目で「波瀾万丈な人生です」と南さんは語り始めました。

今回の記事は、松田さんとの対話形式で、南さんのこれまでの人生にフューチャーしお届けします。
第一声の「波瀾万丈だった」というのは、今までどんな人生だったのでしょうか?
私は23歳から28歳まで専業主婦だったんです。
当時の結婚相手の方は私が外に出るのを好まなかったので、仕事をしたいと思っていても反対されて…
そこで主婦でも家でできることは何か考えて、貯金と生活費を工面して株式投資を勉強して、最終的には投資した額の10倍くらいにはなりました。
10倍!それはすごい。
その頃から南さんは、男性に全頼りせずに金銭面でも自立したいっていう気持ちがあったんですね
23歳で子どもを授かったんですけど、家庭という閉ざされた世界にいたのがストレスだったようで。
元々エネルギー値が高く、働いている事が合うタイプだったみたいです。
それから28歳になった頃に、様々な理由で離婚する事になりました。

そこから起業家の道に進んだのでしょうか?
離婚後すぐには起業家になった訳ではなく、28歳までまともに仕事をしたことがなく…
どうしたら良いか分からなくて…
でも子どもが3歳だったので子供のためにもしっかり働かなきゃっていう焦りもある中で、自由になってある意味、何でも挑戦できる環境に立てたことで中途半端にいやいや働かされることではなく、長い目で見て、自分が楽しく続けられる仕事でしっかり稼ぐことを決めて、自分にとって、本当にやりたいこととは?今までできないと思って諦めていたこととは?
理想の女性像とは?について突き詰めていったら、モデル、女優、社長になりたいと思ったんです。母が台湾で女優をしていたのでその憧れがあったのと、父が社長だったのでその影響もあったと思います。
いきなりその3つを目指し始めたんですね。
お子さんもいながら大変だったと思うのですが、どうやって叶えたんですか?
28歳だったのでどこの事務所にも所属させてもらえなくて…
そこで読者モデルのオーディションがあればいろんなところに行って、それと同時にインスタも始めました。そうしていくうちに編集さんやスタイリストさんと繋がりが増えて、インスタもフォロワーがどんどん増えていくにつれてモデルとしてのオファーをいただくようになりました
インスタグラムを一つのきっかけにモデルの道を切り開いたのはすごく今っぽいですし、SNSで夢を叶える人の先駆けですね。
そこからモデルとして活躍し、女優のお仕事にまで繋がったのは何があったんですか?

インスタの中には可愛い子がいっぱいいるじゃないですか。
その中でどうやって差別化をする?ってなったときに、私はサーファーだったんです。海が好きで、たまたまサーフィンの投稿をしたら反響があって。
私に求められていることってこれだって思って、そういった投稿を多くあげていったら、サーフィン系のブランドや、海系の水着のモデルのお話をいただくようになりました。
求められていることをキャッチしてブランディングした結果、たくさんのモデルさんの中で差別化できるようになったんですね。
そうですね。その後に女優になるにはどうしたら良いかネットで調べたら、海系の映画をたくさん撮っている監督さんがいると知ったんです。
その監督のワークショップがあったので宣材写真を持って直談判しに行って、自分を起用するメリットをロジカルに説明して、次回作品の候補に入れてくださいって伝えました。
そしたらたまたま次回作品の映画が海系で、メインキャストの並びに入れてくださって女優デビューすることができたんです。
その映画が『ライフ・オン・ザ・ロングボート2nd Wave』で、サーフィンを題材にした作品だったんですね
そこから自分自身が主演予定の映画やCMのお話もいただいたんですけど、コロナの影響で全てがバラシになっちゃって。
世の中が一回止まった時期があったと思うんですけど、自分自身をブロックされるのが嫌だったし、それに流されるくらいならこのタイミングで起業家になろうって思って起業の道に進みました。

私も会社を経営している身なのですが、いざ法人化するまでに2年くらい悩んだので、美沙さんの勢いがすごいなと思います。どんなことで起業をするか、どんな会社にしたいかというのはすでに考えていたんですか?
まずは自分にできることから始めようと言う気持ちでチャレンジしました。
また、女性社長でよくある一人社長会社ではなく、組織を作った会社にしたいという気持ちがありました。
よく聞かれる組織の作り方ですが…今弊社には10人くらい社員がいるんですけど、求人をしたことがなくて、その中には姉妹で入社してくれている方もいるんです。
期事の会議では、社員全員が「良い会社にしていこう!」って言ってくれて自分事のように考えてくれているのがすごく嬉しいですね。
事業自体は、インフルエンサーのキャスティングをしたいと思っていました。
自分がインスタグラムをきっかけに今があって、それがtiktokやyoutube、ブログの人もいると思うんですけど、SNSで夢を叶えて幸せになる人を増やしたいと思ったんです。
自分自身もSNSに対して知見があったのでそれも活かせるなと。
キャストドンというインフルエンサーをキャスティングするシステムは大人気ですよね。
私の周りのインフルエンサーのお友達もたくさん登録している子がいます。
キャストドンは弊社からのスカウトか紹介制のみの方しか登録できないようになっているんですけど、おかげさまで、もう3000人くらいのインフルエンサー様が登録してくれていますね。
ご自身もインフルエンサーで、仕事上でもたくさんのインフルエンサーの方と接する南さんが思う人気インフルエンサーの特徴って何だと思いますか?
私が思うに、陽キャに見えて陰キャな人が多いですね(笑)。意外と引きこもっている人が多いというか。じゃないとクリエイティブを制作できないですし、フットワーク重めな人が多い印象です。
あと、すごく大きな特徴を持っている人。今ってインフルエンサーがたくさんいて、細分化されてきている中で何か特化したものを持っている子は成功していますよね。
自分のキャラを持っていたり、有益な情報を与えていたり。

確かに、人気のインフルエンサーといえば⚫︎⚫︎といった分かりやすい特徴を持っていますよね。
インフルエンサー業界を的確に分析されて、これだけ毎日アクティブに動いてお仕事しながら子育てもしている美沙さんがすっごくパワフルだなって思ってます。今後の目標はありますか?
インフルエンサー業界は2026年までに2兆円規模になると言われていて、これから右肩上がりに倍速で広がっていきます。
参入障壁も低く、競合も多いですし、インフルエンサーになりたいという子も多くなってきて競争が起きているのが実態。
そんな現状を踏まえて、弊社としてはトライアンドエラーを繰り返して、イベント事業とシステム事業の2軸で拡大していきたいと思っています。
そして今いる社員たちが幸せになれるようにしたい。そのうえで弊社の事業を通じて様々な人々のサポートしていき、弊社に関わるステークホルダーの皆様に対して恩返しをしていきたいですね。
influencer’s EXPOは日本最大級のインフルエンサーイベントとして毎回かなり盛り上がっていますよね! 今後も楽しみにしています。本日はインタビューありがとうございました。
2025年では東京だけではなく、大阪でも開催が決まっております。
ぜひ遊びに来てくださいね。ありがとうございました!
Special Guest
Misa Minami
モデル・女優・インフルエンサー・起業家
南 美沙さん
モデル、女優、インフルエンサーとして活躍し、
映画、雑誌、広告に出演した後に起業。
フリーのインフルエンサーが登録するキャスティングプラットフォーム『CASTDON』の提供をはじめ
日本最大級のインフルエンサーイベント『Influencerʼs EXPO』
日本トップのインフルエンサーを表彰する 『InfluencerʼsAward』
主催。
SNSマーケティング会社のM CLOUD代表取締役。
クライアント実績として、資生堂、エスティローダー、花王、コーセー、Amazon、メルカリなど多数。
女優として、映画『ライフオンザロングボード 2ndwave』メインキャスト出演。

Interviewer
Yuika Matsuda 美容家・会社経営 松田 唯花さん
社会人経験なしでフリーランス
自分の自信と努力は仕事を形にする
専門家としてのセルフブランディング
「最短最速で自分史上最高の美を実現」がモットーの美容家。
元美容ライターとしてVOGEなどで執筆経験あり。美容資格を多数所持し、自身のサロンで1000人以上にメイクをレクチャー。TVや誌面に多数出演。
3月にオンラインサロン「美LABO」をオープン。


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