INTERVIEW

太田英里さんプロフィール

女優/モデル/タレント/Ailieuプロデューサー 太田英里さん

PROFILE

女優・モデル・タレントとして活動。
2025年、株式会社INBELLEを設立しコスメブランド Ailieu を立ち上げる。
「人にも商品にもたくさんの愛を注ぎ、たくさんの方から愛されるブランドにしたい」という想いを胸に、日常のスキンケアを“少しだけ気分が上がる時間”に変えるプロダクトを追求。

人見知りから芸能界、そして起業家へ  ~完璧主義が導いた10年の軌跡と30代からの新たな挑戦~

これまでのキャリアについて教えてください。

大学在学中にミス桑名でグランプリをいただき、2年間活動していました。その様子をSNSに投稿していたところ、卒業間近に現在の事務所の社長からスカウトをいただきました。
実は就職活動もして内定もいただいていたのですが、母の後押しもあり、卒業と同時に芸能事務所に所属することになりました。

元々、人前に出ることがお好きだったのでしょうか?

実は全く逆で、本当に人見知りで、教室の隅で本を読んでいるような性格でした。芸能活動をやりたいと思ったこともなくて。母が元々アイドルに憧れていて、叶えられなかった夢を娘に託したいという気持ちがあったんです。ミス桑名への応募も母がしてくれたもので、私は普通に就職するつもりでした。

太田英里さん

実際に芸能界に入ってみて、いかがでしたか? 

自分が大きく変われたというのが一番の収穫です。本当にコミュニケーションが苦手で、友達を作ることさえ難しい状況でした。でも事務所に入って生放送のレギュラー番組をやらせていただくことになり、『やるしかない』という状況に追い込まれて。必死に取り組んでいるうちに、人前で話すことや人とのコミュニケーションに慣れていきました。苦手分野を克服できたという点では、母に感謝しています。

お仕事はどのように取り組まれていたのでしょうか?

完璧主義な性格なので、100点以外は受け入れられないタイプなんです。例えば『次回はお料理コーナーです』と言われたら、何を聞かれても答えられるよう、事前準備を完璧にしていました。自分で動画を撮って客観的にチェックし、改善点を見つけて直すという作業も日常的に行っていましたね。

相当な時間をかけていたんですね?

芸能界に入ると、すべてが仕事という感覚になりました。インスタグラムも発信しなければいけないので、友達とプライベートで出かけても『投稿できる写真はないかな』と考えている自分がいて。常に仕事のことを頭に置いて過ごしていましたので、プライベートとの境界線は曖昧でしたね。人生を仕事に捧げるような感覚でした。

芸能活動から化粧品会社を立ち上げられたそうですね。

30代を超えて、ふと『私は何がやりたかったんだろう』と立ち止まって考える機会がありました。周りが結婚や出産をしたり、それぞれのキャリアを築いている姿を見て、自分は目の前のことに必死になるあまり、将来をしっかりと見据えていなかったことに気づいたんです。『もし芸能の仕事がなくなったらどうなるんだろう』と不安になり、自分に力をつけなければと思いました。

設立までの道のりを教えてください。

まず1年前にエステスクールに通い始めました。自分のやりたいことが分からなかったので、経営をされている方に相談して、好きなことを書き出してみたんです。そこで美容に興味があることに気づき、エステスクールで資格を取得しました。その時の先生が化粧品製造会社とのつながりをお持ちで、『化粧品を作る道もある』と教えてくださったんです。成分についても詳しくなかったので、化粧品検定を取得するなど勉強を重ね、ようやく8月に販売を開始しました。

太田英里さん

やはり完璧主義の性格が活かされているのですね。

当初は3月の販売予定だったのですが、中途半端なものを世に出したくなくて、結果的に8月になってしまいました。時間はかかりましたが、納得のいく商品ができたと思います。

今後の戦略や展望はいかがでしょうか?

現在はマーケティングなど、これまで知らなかった分野を学んでいる最中です。予想と違う結果が出ることも多く、分析と改善を繰り返しています。まずは成功する仕組みを確立し、『これなら成功できる』というシステムを見つけたいと思っています。そして将来的には、今の経験で得た失敗例や成功例をまとめて、化粧品販売を始めたい方向けのセミナーや書籍なども手がけてみたいと考えています。

ワークライフバランスについてはどうですか? 

生まれ育った環境では、20代前半での結婚が一般的だったので、私もそうなるものだと思っていました。でも30代を迎えて、まずは一人でも生きていける力を身につけ、自立した女性になりたいと考えるようになりました。もしパートナーができたとき、相手が病気になったり働けなくなったりしても、私が支えられるくらいの力があれば、自分だけでなく周りも幸せにできると思うんです。

芸能活動で、大変だったことと良かったことを教えてください。

0からのスタートでオーディションを受けるために東京へ行くだけで交通費で赤字になるような状況でした。経済的に厳しく、『私は何をやっているんだろう』と不安になることもありました。普通に就職した友人たちが楽しんでいる姿を見て、就職した方が良かったのかと悩んだ時期もあります。
でも、そこで諦めずに続けたからこそ、ドラマやCMなど、普通では体験できない経験をたくさんさせていただけました。作品に出演したとき、家族やファンの方々が本当に喜んでくださる姿を見ると、『続けて良かった』と心から思えます。

モチベーションの源は何でしょうか?

作品に出演すると、必ず家族が喜んでくれて、応援してくださるファンの方も喜んでくれます。その喜びが私の原動力です。『もっと頑張って、もっと活躍したら、もっと喜んでもらえる』という気持ちが、ずっと私を支えてくれています。

太田英里さん

経営者としての今後の目標は?

根本的に、人の役に立ちたい、人を喜ばせたいという気持ちがあります。将来に不安を感じている方や、キャリアに悩んでいる方のお手伝いができればと思っています。化粧品会社を成功させることはもちろんですが、自分の知識と経験を活かして、同じような悩みを持つ方々に伝えられる人になりたいと考えています。

20代、30代の女性へのメッセージをお願いします。

今の環境や自分の性格を『これが限界』と決めつけないでほしいと思います。
私も人見知りで、まさか芸能界で活動するなんて想像もしていませんでした。でも『やるしかない』状況に置かれたとき、自分でも驚くほど成長できるものです。完璧主義だからダメ、内向的だからダメではなく、それぞれの特性を強みに変えていけると思います。

キャリアに悩んだときは、まず自分の好きなことを書き出してみてください。そこから新しい道が見えてくるはずです。

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